QUEEN BEETLE
「クイーンビートル」2020年にJR九州が日韓航路に就役する予定だった本船です。
ですがコロナ禍で白紙。
今年になって国内航路で航行できるように外国籍から日本籍に変更したそうです。
6月までは週末に博多港から9時に出発し、門司港に11時45分に到着。
復路は門司港を16時に出発し、18時45分に博多港着で航海しています。
(他にも博多港より遊覧するコースもあるようですね)
日頃通っている街を海から見てみたいものです。チャンスあれば。。
まずは国内が平常となり。本船に乗って韓国へ行ける日が早く来る事を望んでおります。
がまん。我慢。いつまで続くんだぁぁ
VOY NO.
BLやアライバルに載っている船名の後に付いてくるVOY NO.(航海番号)。
船社によって異なりますが、だいたい数字とアルファベットですよね。
例えば、345E、377S、012N、178Wなど。
これって・・・気付きます?
船会社関係の方はもちろんご存知でしょうが、
EAST、SOUTH、NORTH、WESTの頭文字です。
その貨物が仕出港から見てどっちの方向に向かうかで
決まってるんですよ。今度、BLとかアライバルで確認してみてくださいね。
(一部違うアルファベットを採用している船社もあります。)
実習船
3年ぶりに12月1日から3日まで下関港に千葉県立館山総合高校の実習船『千潮丸』が
入港し、下関営業所で船舶代理店業務を行いました。
航海実習で館山~銚子~函館~金沢~下関~高松~銚子~館山を回るそうです。
また、下関でお会いしましょう!
豪華客船、続々入港
今日(13日)は関門海峡花火大会ということで、めったに見れない豪華客船が続々入港してきました。
上から、ぱしふぃっくびいなす、にっぽん丸、飛鳥Ⅱです。
どれも巨大でしたが、中でも飛鳥Ⅱは圧巻でした。
一度は乗ってみたいものです。
「ギャング」って?
個人的に昔から気になっていた業界用語「乙仲」に続いて、今回は「ギャング(gang)」について調べてみました。
ギャングといえばアメリカ。ギャング映画といえば?前のデスクで仕事中の映画好きに聞いてみました。レオナルド・ディカプリオの『ギャング・オブ・ニューヨーク』 デンゼル・ワシントンの『アメリカン・ギャングスター』 あれっ・・・『ゴッドファーザー』は? あれはギャングではなくマフィアだって、確かに。ということで「ギャング」という言葉からはどうしてもこわ~いイメージが。
一般的に「ギャング(gang)」とは暴力的な犯罪集団のことですが、海運業界で「ギャング」とは、「船から貨物を積み卸す荷役作業の労働者チーム」のことを言います。在来船では船内荷役の労働者の単位で1ギャング4人~13人程度(船、貨物の種類によって人数は違います)、コンテナ船ではガントリークレーン単位で8人程度のようです。「この作業だったらワンギャンで1日、ツーギャンで半日かなあ」(ひとつの荷役グループでの作業なら1日、ふたつのグループでするなら半日)などのように使用されます。
では海運用語の「ギャング」とアメリカの「ギャング」、何か関係があるのだろうかという疑問がふつふつとわいてきたので調べていくと、以下のホームページを発見。
海運雑学ゼミナール/社団法人 日本船主協会
http://www.jsanet.or.jp/seminar/text/seminar_069.html
(船や港、海運に関する雑学がいっぱいです)
ホームページによると「gang」の語源はドイツ語やオランダ語で「行進」「行列」を意味する言葉だそうです。そして現在のオランダ語でgangは「通路」という意味。この言葉がイギリスに渡り、行進や行列をする港の労働者集団が「ギャング」になり、「通路」という意味からgangboard(ギャングボード)・gangway(ギャングウェイ)=船と陸または埠頭の間に渡された踏み板、渡船橋、舷門 という海運用語として使用されていることがわかりました。暴力集団の「ギャング」と海運用語の「ギャング」、語源は同じでも違う方向へ発展した言葉でした。
・・・それにしてもこの業界用語って難しい。
ひらい
「乙仲」って?
通関業者である私達は「乙仲(おつなか)」と呼ばれることがあります。仕事についたばかりの頃、この呼び名にとまどった覚えがあります。そのままなんとなく受け入れてきて早くも十数年、ここであらためて言葉の背景を調べてみました。
「乙仲」とは戦前の呼び名で、現在の「海運貨物取扱業者」略して「海貨業者」のことだそうです。港湾荷役、通関、はしけ運送、検数、鑑定、倉庫業者などが「海貨業者」と呼ばれています。「乙仲」という呼び名があるということは、「甲仲(こうなか)」(現在こちらはほぼ使われていないと思います)という呼び名も存在していました。戦前の海運組合法で定期貨物を扱うのが「乙仲」、不定期貨物を扱うのは「甲仲」と定められていたようです。海運組合法は既に廃止されているのですが、そのなごりで今でも「乙仲」と呼ばれるようです。
ところで、長い歴史があり、古い体質をもつこの業界ですが、目覚しく進歩し続けているのもこの業界。今は海外からの貨物輸送はコンテナが主流、そのコンテナを運ぶコンテナ船は日々進化し続けています。
どれだけ進化しているのかというと・・・
K-LINEの大型コンテナ船 『GOLDEN GATE BRIDGE』
20FTコンテナを5,500個積載可能http://www.kline.co.jp/plaza/fleetnavi/container_golden.html
残念ながら博多港では見ることはできない本船なので、せめて写真だけでも眺めていただきたい。オンデッキにはK-LINEのロゴの入った真紅のコンテナが4段5段と積み上げられています。(ちなみに7段積めるコンテナ船もあります)かっこいい・・・ですよね。
船はこんなに進化し続けていますが、船社や海貨業者のお客様の貨物を大切に扱う気持ちはずっとかわらないものだと思います。
ひらい
モジライン
6月21日、韓国・釜山港と北九州港(門司)間の国際フェリー定期便「MOJI LINE」が就航する。韓国屈指の観光都市・釜山と、北九州市の門司港を7時間~9時間半で結ぶ、北九州市では初の国際定期フェリー航路。運航は、釜山の海運会社「C&クルーズ」で、週6便、1日1往復の運航。ダイアは門司港が12時で、釜山着は19時。釜山発は23時で門司着は翌日の8時半となっている。料金は、大人の片道運賃をロイヤル特別室1万8000円を最高に5段階設けてあり、最低運賃は2等室の8000円。(毎日新聞6月広告引用)
フェリーに関するお問い合わせ:関門汽船㈱ TEL 093-321-2319
自転車
先日、会社へ出勤しようと自宅の玄関ドアを開けたところ目の前にあるはずの自転車がありませんでした。「昨日、会社に置いて来たか?」と考えましたが「あ、盗まれた~」と分かりました。その日は車で出勤し、帰宅する際に近所の交番へ届出ました。すると、似たような自転車を警察署で預かっているとの事、行ってみると自転車がありロシア人船員が盗んでいた所を近所の方が110番通報してくれたそうです。被害届を出すのが遅かったため、拾得物の扱いとなりロシア人船員はそのまま船に乗って出港したそうです。郊外の住宅地にしか住んだ事の無い私は、「港の近くはこんな事があるんだな」と思いました。みなさんも十分注意して下さいね。
自動車運搬船
「ORIENTAL PHOENIX」
2008年5月8日博多港中央埠頭
最近、博多港の中央埠頭に自動車運搬船が接岸していることがあります。自動車運搬船はRO-RO船(Roll-on/Roll-off ship)と呼ばれや船側や船尾のランプウェイから自動車や重機を積み込みます。これに対してコンテナ船などはLO-LO船(Lift-on/Lift-off ship)と呼ばれ船搭載のクレーンや岸壁に設置されているガントリークレーンにて荷役をします。
自動車運搬船が入港すると何が面白いかと言うと、岸壁に整然と並ぶ自動車を6階の窓から眺めることでができる。見下ろすと「トミカ」を並べたようです。並んでいる車両の間隔はどれくらいなんでしょう?
以前ドキュメンタリー番組でRO-RO船の荷役を見たことがありますが、4 ~5台と帰りのドライバーを乗せる車1台のグループでスタートし、できるだけブレーキを踏まず(すぐ後ろに次の車が続いているので)、速く、正確に搬入していました。船内の車両の積み付け間隔は前後約30cm、左右約10cm。ドライバーの運転技術とチームワークで荷役の時間が決まるそうです。船の荷役時間の遅れはそのままコストに。新車が多いだけに運転は大変だろうなあ。
・・・私が仕事をせずに窓の外ばかり眺めていたからなのか、ブラインドを下ろされてしまった。
ひらい
ラプソディ・オブ・ザ・シーズ
博多港に豪華客船「Rhapsody of the Seas」(ラプソディ・オブ・ザ・シーズ)が現在停泊中です。http://www.royalcaribbean.jp/cruise/rci/ship/ship_detail.do?classCode=VI&shipCode=RH
国内最大の客船「飛鳥Ⅱ」よりも一回り大きく、博多港に寄港する客船としては過去最大だそうです。http://www.asukacruise.co.jp/
もちろん豪華客船に乗りたい! でも眺めてため息をつくばかりです。
ところで、「ラプソディ・オブ・ザ・シーズ」という船名はどうでしょうか?やっぱり素敵ですよね。豪華客船にふさわしい。でも個人的に気に入っているのはCOSCO(コスコ)の三姉妹(注:勝手に私が呼んでいるだけです)「Matsuko」(まつこ)「Takeko」(たけこ)「Umeko」(うめこ)です。この船名を知った時、私の頭に浮かんだのは「小梅さん」と「小竹さん」。横溝正史の「八つ墓村」の双子のおばあちゃん。
今度はぜひ横溝正史について書かせてほしいなあ。いいですか?
関連ニュース
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/009034.html
ひらい
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