東山彰良の『ドン・ロドリゴと首なしお化け』
昔から読んだことを忘れて同じ本をまた買ってしまうことがあります。一応最初のページを読んだところで、またやってしまった…と思い出すのですが。それでも忘れられない本や文章に出会うことがあります。最近印象に残っている作中のセリフは
「いいかい、お若いの。いつまでも生きられるように働いて、いつ死んでもいいように生きなさい。人生の秘訣はそれだけだからね」
福岡在住の作家、東山彰良の『ドン・ロドリゴと首なしお化け』という短編の中のある100歳のお婆さんのセリフです。あ~あ、かっこいいなあと思いました。内容は忘れても登場人物がそのセリフを言う場面だけは鮮明に思い浮かべることができます。あらすじはいつまで覚えていられるかわかりませんが…
タイプライター
会社で1枚の写真を撮りました。懐かしいと感じた方もいらっしゃると思いますが、英文タイプライターです。私が入社した当時は今のようにパソコンではなく、英文タイプライターを与えられました。これで税関申告書、船荷証券、請求書等を作成しなければなりませんでした。タイプライターですので、やっと書類が完成したと思ったらミスタイプが見つかり愕然、泣きながら打ち直した日々でした。そのうちミスが少なくなり、やっと使いこなせるようになったと喜んだのも束の間、時は既にコンピューターの時代、タイプライターはその役目を終えました。ありえないことですが「今からまたタイプライターで仕事を」などと言われたら…想像しただけで涙が溢れます。
一番最近観た映画は
『沈黙、愛』(2017年韓国映画)です。
「最愛の婚約者を奪ったのは、最愛の娘なのか、それとも……!? 」
「ラスト10分、衝撃の真実 娘は本当に犯人なのか? 極上の傑作ミステリーサスペンス!」
映画に限らず書店でも「衝撃の結末」「驚愕のラスト」などと帯に書いてあるとつい手に取ってしまいます。これまでの経験上もちろん納得するものもあれば、残念と思う作品もあります。ミステリー好きの読者としてはかなり期待して読むのですが、最後になって、あーこれはあの作品と同じトリックだなあとわかって、帯にそんなこと書いてなければもっと素直に読めて楽しめたかもしれないのにと思います。
さてこの映画ですが私は面白かったです。ただ衝撃のラストを強調したいなら、邦題(韓国のタイトルは沈黙のみだそうです)と音楽が残念だったかなあ・・・ラストが予想出来てしまいました。でもラストにならないとわからないトリックは面白かったです。
法廷ミステリーが好きな方にはおすすめです。
雨の中日光へ・・・
先日、先輩や友達に会いに東京へ遊びに行ってきました。
丁度台風が関東に近づいている時期で、2泊3日でしたが
全部雨でした。
そんな中、栃木県は日光市にある『東武ワールドスクウェア』というテーマパークに行ってきました。
そこは日本のみならず世界各国の遺産や建築物を25分の1で再現したミニチュアパークで、一つ一つが細かく再現されていました。
中でも各遺産や建築物には人も置かれてあり、実際に世界各地で見られるような風景が見れたので、まるでプチ世界一周旅行をした気分でした。
あいにくの雨でしたが兼ねてより一度行ってみたい場所でしたので行けて満足です。
今年、『東武ワールドスクウェア駅』が出来たみたいなので
アクセスも抜群だと思います!
九州からは遠いですがおススメです☆★
桜
桜などあまり興味を示さなかった私ですが、博多に来てからは綺麗な花だったり綺麗な景色を見ると思わず携帯で写メをしてしまいます。昨年4月頃から九州の桜開花情報をネットで調べ、幾つかの名称に行き様々な桜を拝見しましたが、やはり住まいから一番近い 東長寺のソメイヨシノが素晴らしく綺麗で花びらも大きく思わずボーと眺めてしまいます。今年は福岡市内を車で走らせ山王公園や南福岡の桜並木、県庁裏に咲いている桜を拝見しましたが、中でも一番お勧めの東長寺の桜を幾つかご紹介したいと思います。
今年は雨で桜の花びらも散るのが早かったのですが、風が強く散っていく花びらもとても綺麗でしたよ。来年は是非東長寺での花見を!
新入社員時代があった。
今年も国際物流業界に多くの新人が入社されたことと思います。どの業界も同じですが、その業界の専門用語、略語、言い回しがあります。慣れるのがまずは大変かもしれません。この業界にも沢山の専門用語があります。貿易、通関、船舶、航空機、外為、倉庫、運送関係など、これまでの生活ではあまり馴染みのなかった用語です。
私も20数年前は新人だったのでその当時を振り返ってみると、先輩や上司が専門用語を当たり前のように使いこなしているのを目の当たりにし、「かっこいいなあ」と思いました。この業界は貿易関係なので、英語を略した言葉が多いのも特徴です。今はスマホやインターネットで調べることができますが、私の時代は「貿易用語集」などの本を参考にしていました。やってはいけないことは、意味を知らないのに専門用語を使ってしまうことかもしれません。まずは用語の意味をしっかり把握してほしいと思います。分からないことははっきりと伝えたほうがいいと思います。先輩方はつい癖で分かっていて当然と思って指示を出すかもしれませんので、必ず質問や確認は必要です。
調べたいのだけど漢字が思い浮かばない用語もたくさんありました。
「しょっけん」「どうけん」「にっけん」「れいけん」「かんけん」「かんかん」「たいさ」「あんぶん」など。それから専門書で勉強すると文面の単語(主に英語の略語)の読み方が分からず、先輩の口から発せられるのを聞いて初めて分かるということも多々ありました。(「BAF」「CAF」などは「ビーエーエフ」「シーエーエフ」とは言わないんです)
しかし心配はいりません。来年の今頃は先輩達と同じように専門用語を使いこなしているはずです。この業界は一般にはあまり知られておらず、華やかさには欠けるかもしれませんが、大変やりがいのある仕事です。 今年の新人にもこれからの国際物流業界を支え、活躍してほしいと思います。一緒に頑張りましょう!
最近の邦画が面白い!
前回は古い名作映画の話を書いた記憶がありますが、今回は最近鑑賞したものから感動した映画をご紹介します。
仕事が一段落し時間的な余裕があるときに、ゆっくり映画を見るのが楽しみの一つです。自宅の大画面テレビで見る映画もそれなりですが、やはり映画館の暗い限られた空間の中で、映像と音に集中するほうが迫力があり面白いです。
最近何本か見ましたが、ハリウッド製のCGを使ったスぺクタル物とは一味違った邦画が頑張っています。中でも記録に残された250年前の実話であり、奇想天外な発想の映画『殿、利息でござる』が面白かったのでご紹介します。
250年前の江戸時代の実話であり、当時の仙台藩黒川郡大和(だいわ)町吉岡宿での出来事です。農民は年貢の形で藩に税金を納めていましたが、その他にも隣の宿場町まで伝馬役と称して、馬でお上の物資を運ぶ役務を課されていました。この負担が大きくなり、生活苦から夜逃げをする村人が増え、残った人は更に負担が増す悪循環となったようです。そこで、村人の負担を少しでも軽くするため、仙台藩に貸し付けを行いその利息で伝馬役に役務費の支払いを行う、当時としてはとんでもない発想が生き生きと描かれています。
芸達者な「阿部サダヲ」が扮する造り酒屋主人穀田屋十三郎と、「瑛太」扮する茶師であり自称知恵者の菅原屋篤平治の働きにより、9人の篤志家が仙台藩に1,000両を貸し付け、実際に利息を受け取るまでのお話しが、涙あり笑いありで描かれています。その他にも今の旬の俳優 濱田岳がナレーションをしたり、妻夫木聡、竹内結子、山崎努と多士済々です。
なお、当時の1,000両は現在の貨幣価値でいえば3億円になり、受け取った利息は年100両、現在の価値でいえば3000万円になったことが記録されており、村人の働いた実績に基づいてきちんと分配されたようです。
なお、お上への直訴は打ち首の時代でしたので、情報が漏れない様に「つつしみの掟」を定めていますが、これは日本人の美徳にも通じていると思いますので最後にご紹介します。
『つつしみの掟』
1 喧嘩や言い争いはつつしむ
1 この計画について口外することをつつしむ
1 寄付するときに名前を出すことをつつしむ
1 道のまん中を歩くことをつつしむ
1 飲み会の席で上座に座ることをつつしむ
1 家が続く限り孫の代まで口外をつつしむ
参考:龍泉院和尚の栄州瑞芝が書いた國恩記が現存している。
野球観戦
先日、ソフトバンク対楽天の試合を見に行きました。
ドーム到着が少し遅れ、3回から観戦したのですが、試合はいきなり1回にソフトバンクが4点を取っており、その後は4-0のまま進む展開。
このまま動かず終わるかなと思っていると7回ソフトバンク打線が再び追加点!!
最終的に試合後は6-1でソフトバンクが勝利!!
やっぱり野球観戦は打撃陣が奮闘している試合が見ていて楽しいですね。
テレビ観ました!
先日の「アジアへの扉」に地味~に映っていた私。
お客様やコンテナドレー業者様に「テレビ観たよ~」と何人かに言われた。
5分ぐらいの番組だったのに結構みなさん観ていらした。
当の本人は観なかったのに!
あ、でもちゃんとネットでバックナンバーは観ましたよ☆
まだの方は観てくださ~い。
『このミス!』
次は新しい作家の本を読みたいなあと思った時に私が参考にするのが、『このミステリーがすごい!』大賞です。今回は中山七里の『連続殺人鬼カエル男』に挑戦しました。大賞を獲ったのは別の作品なのですが、こちらのほうが面白そうだと思って買いました。一言で云えば「なるほど面白い」です。表紙の雰囲気から想像される世界とは違い、内容は猟奇的な連続殺人事件ものでした。少しだけネタバレになるのですが、結局は「ナツオ」という登場人物を男性と思い込んで読み進んでしまった私が悪い・・・。しかしそれだけがこの作品のポイントではないので、騙された無念以上にラストまで楽しめました。
最近読んだ作品でもう一冊紹介したいのは貫井徳郎の『追憶のかけら』です。またこれも一言で云えば「よくできてたなあ」です。この人の他の作品もそうですが、過去と現在の出来事を最後には上手に、または意外なかたちで融合させて、ラストにもってくることです。
やっぱりミステリ―は古いものも新しいものも面白いです。
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