Michikusa道草

我が家の老犬

娘が高校生のころ、犬を飼いたいと言い始めたのがきっかけで、当時、大人気であったゴールデンリトリバーが、我が家に来て早13年間連れ添っている。最近、老化が進んで耳が遠くなり、名前を呼んでもふり返ることが殆ど無くなった。勝手口を開けるわずかなもの音でも反応し、喜び勇んで駆け寄ってきた頃が懐かしい。個体差があるが大型犬の13歳は、人間の年齢でいえば90歳をはるか越えるようである。青年期には力が強く、女房や娘は振り回されていたが、今はゆっくり歩き、脚力の衰えは著しい。段差のある場所では最初の一歩が用心深く、自覚症状?もあるようである。元来、ゴールデンはおとなしくて頭の良い犬とされていたが、まさにその通りの犬であった。「待て!そのまま」を指示すると10分でも15分でもじっとしており、誉めてやると尻尾を大きく振り、じゃれついて喜ぶ様は人間の言葉?感情?を理解し、コミュニケーションが成立するパートナーと思われた。ところが、最近獣医さんと話しをする機会があり、今のゴールデンは気性が激しく、なかなか飼い主の言うことを聞かない旨聞いた。半信半疑であったが、時代や環境の変化により動物の気質が変わる事は初めて知った。犬のしつけ教室がはやり、おとなしい、優しいと言われていた犬種も、たくさん入室していることから本当のようである。

我が家の老犬は耳が遠くなったものの、すこぶる元気であり、散歩に連れて行けと先ほどから吠えている。当分の間散歩は続くであろう。

                           RN

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