Michikusa道草

お食事会

人生のほとんどを海外で勤務されてきた社長夫妻のお食事会に招かれた。
ナイフとフォークだけでする食事なんて人生で初めてだ。

社長はヨーロッパ、東南アジア、東アジア。。。
今は釜山で勤務されている、もう4年になられるそうな。

人生の折り返しを過ぎた私も今まで色々なタイプの社長と出会って来たわけだけど。
何百人の人間を束ねていたとか、何百人の人間を面接してきたとかそういうことを豪語される社長に限って人間的に大したことないって方も中にはいるわけで。。。

この社長、なんか“スコーン”と突き抜けているというかなんというか、どういう風に表現していいのか難しいのだけど。
話していて透明感があるんですね、すごく深いんだけどぜんぜん濁ってないというか、感覚として。
それってやっぱり海外で生きてきた毎日の積み重ねがなせるわざだと思うんです。

日本人が海外で生活するとね、そりゃあいろいろありますよ。
極端に日本びいきになり赴任先の国を馬鹿にする人、逆に変に外国にかぶれてやたらと日本を批判する人などなど。。。
それこそ今まで正しいと思っていたことが案外自分の思い込みであったりするって体験はよくあるわけで。。。

だからね、この国が正しいとか、あの国が間違っているとか思わなくなるんですよね、
もうそういうこと自体に意味が無くなる。

すべて受け入れる、そして自分が思うとおりに生きる、日本人としてとかではなくて。

こんな人がトップに君臨する会社ってやっぱりある意味素敵だなと思います、理屈抜きにね。

社長を見ていると私もあんな風に深く大きくなりたいなと思います、男として、人間として。

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