Michikusa道草

東日本大震災の影響

 東日本大震災により工場や生産地が被災し、道路が寸断され、国内の物流網の一部が破壊されてしまいました。物流とは「必要な物を、必要な時に、必要な場所」に移動させることです。震災前の日本はスーパー、コンビニ、百貨店に所狭しと商品が並んでいるのが当たり前の状態でした。しかし震災直後は、すぐに必要な支援物資を被災地に届けることができませんでした。国際物流に関わるものとして、「必要な物を、必要な時に、必要な場所」に届けるという、物の流れが壊れてしまったことを実感しました。

 現在物流は回復しつつありますが、まだ直接被災していない地域においても以前のような物の供給ができていないことから、以前のようには回復しているとはいえません。これから物流業界はこの大災害を教訓に、新たな物流のシステム、サービスを構築していくでしょう。

 しかし時間が経てば物流網は回復しますが、問題はこれだけではありません。この災害から派生した放射能の問題で、日本からの輸出は激減しています。今、各企業や生産者は輸出相手国の見えない壁と戦っています。当社のお客様も例外ではありません。風評被害でとても大変なご苦労をされています。一日も早くこの問題が終結し、以前のように活発な貿易ができることを願います。

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